株主が、その会社の株に投資する見返りとして期待する利回り(リターン)のことです。会社から見れば、株主の期待に応えるために最低限稼がなければならない「コスト」にあたります。銀行借入に金利というコストがあるように、株主から集めたお金にも、目に見えないコストがあるという考え方です。
計算のしかた
株主資本コストは、一般に「リスクフリーレート(国債利回り)+リスクプレミアム」で考えられ、その算出にはCAPM(資本資産価格モデル)という理論がよく使われます。値動きの大きい(ベータの高い)リスキーな株ほど、株主はより高いリターンを求めるため、資本コストも高くなります。企業がこの株主資本コストを上回るリターン(ROE)を生めているかが、価値創造の分かれ目です。
なぜ重要なのか
上級者向けの概念です。StockArchiveのAIは、こうした資本コストの考え方も、企業評価の背景として参照します。
※本項目は用語の一般的な説明で、事実の記録です。特定銘柄の投資助言ではありません。
計算式
株主資本コスト(%)= 安全利子率 + ベータ値 × リスクプレミアム
参考例
株主資本コストが7%の企業がROE5%なら、株主の期待に届かず、PBR1倍割れの一因になります。
株主資本コスト = 無リスク金利 + β ×(市場の期待リターン − 無リスク金利)
1% + 1.0 ×(6% − 1%)= 6%
株主が期待する最低限のリターン。CAPMという考え方で求めます。
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