投下資本利益率(Return On Invested Capital)。事業に投じた資本(株主資本+有利子負債)から、本業でどれだけ効率よく利益を生んだかを示す、上級者向けの収益性指標です。計算はおおまかに「税引後営業利益 ÷ 投下資本 ×100」。
なぜ重要なのか
ROEが借金や特別損益の影響を受けやすいのに対し、ROICは本業の稼ぐ力を純粋にとらえられるため、近年は経営目標に掲げる企業も増えています。重要なのは、ROICが資金調達コスト(WACC)を上回っているかどうか。上回っていれば、その会社は事業を続けるほど価値を生んでいることになります。
ポイント
StockArchiveのAIは、こうした資本効率の数字も、企業の本質的な強さをはかる材料として参照します。
資本コストと比べて初めて意味を持つ
ROICは、それ単体ではなく資本コスト(WACC)と比較して評価します。ROICがWACCを上回っていれば価値を生み、下回っていれば規模が大きくても価値を削っていることになります。近年の日本企業がROICを重視するのは、規模の追求から効率の追求へと経営の軸が移ったためです。
※本項目は用語の一般的な説明で、事実の記録です。特定銘柄の投資助言ではありません。
計算式
ROIC(%)= 税引後営業利益(NOPAT)÷ 投下資本 × 100
参考例
NOPAT70億円、投下資本700億円ならROICは10%。資本コスト6%を上回るので価値を生んでいます。
ROIC(%)= 税引後営業利益 ÷ 投下資本 × 100
税引後営業利益 60億円 ÷ 投下資本 1,000億円 × 100 = 6%
集めた資金を本業でどれだけ効率よく稼いだかを示します。
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